「あたらしく創り出したい保育園のすがた」
7月に新潟県見附市に伺い、1DAYワークショップを開催しました!
「自分自身が、これまでどんな体験をして、いまここに至ったのか」
「日々の暮らしの中で、何を感じ、何に違和感を覚えるのか」
「そして、これからどうしていきたいのか」
そんなことが共有される密度の濃い時間となりました。
きっかけは、パートナーとして参加しております株式会社エリオス 杉浦さんのご紹介でした。
6月のある日、エリオス杉浦さんがいる渋谷のCiftへ、先日のお仕事の振り返りを、と思って出かけていくと…
到着して早々、杉浦さんに「あ~ちょうどよかった、紹介したい人がいるんだ」と声をかけられ、
黒いセルフレームのメガネを掛けた背の高い男性が、キャリーケースを引きながら現れました。
今回のワークショップ発起人である、速水さんです。
速水さんは、新潟県見附市にお住まいで、自ら事業を興して働いている経営者です。
ご自身とパートナーとの間に、おひとりのお子さんがいらっしゃっいます。共働きの生活と子育ての中、多世代が集まれるあたらしい保育園を創られる着想を得られます。
そうした着想のもと、速水さんの人柄と目利きですでに多種多様な経験と才能のメンバーが集まっていました。
そして、「メンバーみんなで、保育園の存在目的、そこで協働するメンバーの価値観について、肚を割って話し合いたい」
という速水さんのご希望で、冒頭の1日ワークショップが実現にいたります。
保育士、看護師、地域の介護施設の経営者、カメラマン、デザイナー・アーティスト、中小企業診断士の方。
お仕事の名前の違いだけでなく、ひとりひとりの生い立ち、仕事、個性が、
ばらばらに、たしかに存在する多種多様なメンバーでした。
「こうすべき」「しなければならない」という誰かの言葉から降りて、
「こうしたい」「こうだといいな」「これはつらいな」
仕事人のプロフェッショナルな顔、家庭人としての顔、ただのひとりの人間としての顔、
さまざまなところから、言葉が紡ぎだされていきました。
お互いの違いを知り合い、丁寧に空間での体験を言葉を共有していく。
そのめんどうくさくて、めんどうくさいけど、ふかく味わい深いプロセスは始まったばかり。
また、次回ご一緒できるときがたのしみです!
All photos by PEOPLE ISLAND PHOTO STUDIO 池田 哲郎 様